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22.07.08
防災用の非常食をいざ用意しようとすると、思ったよりも費用がかかりそうで一式そろえることにためらう方も多いのではないでしょうか。また、せっかく購入した非常食もいつの間にか賞味期限が過ぎてしまうことも。そういった難点を解消するため、最近ではもっと日常生活に溶け込んだ「ローリングストック」で災害に備えようという意識が一般化しつつあります。この記事では、そもそも「ローリングストック」とは何なのか、どのように始め、どうしたら上手に維持できるのかご紹介します。記事の後半には、すぐに始められるローリングストック準備品のリストも掲載。ぜひご活用くださいね。
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目次
「ローリングストック」とは、食料品を多めに買っておき、賞味期限を切らさずに日常的に利用しながら買い足していき、食品や水を常に一定量確保しておく備蓄方法です。
賞味期限の管理もしやすくなる、いざという時に食べ慣れたもので心を落ち着かせられる、日常的に食す食品を備蓄するため購入しやすいなどのメリットがあります。
地震や豪雨などの災害により水道・ガス・電気などのライフラインが止まると、日常生活を送るのが困難になります。
2011年に発生した東日本大震災では、東京・神奈川・栃木・千葉・埼玉・群馬・山梨・静岡の各都県で電気が全戸で復旧したのが4日後、茨城県は8日後でした。より被害の大きかった東北地方では、10日後には多くの地域で電気が復旧したものの、全面的な復旧には1か月以上かかった場所もありました。水道やガスの復旧にはさらに日数がかかり、余震により再び停電や断水が発生した地域もあります。
避難所によっては、早々に炊き出しが開始され、温かい食事や野菜などのおかず類が提供される場所もあった一方で、混乱が続く被災地では、2 週間以上もパン・おにぎり・水等しか配布されていない避難所もあったといいます。
東京都防災協議会によると、首都直下型地震が発生した場合のライフライン復旧までの日数*は、電力は6日、通信は 14 日、ガスは22 日、上下水道は 21 日と予想されています。すべてのライフラインの復旧まで自力で備えることは難しいかもしれませんが、できる限りローリングストックを取り入れて備えておくことで、生活への影響を最小限に抑えられます。
※冬の夕方18時、風速6m/s、東京湾北部地震 M6.9 の場合。
ローリングストックにはメリットと実施する上での注意点があります。ここでは、ローリングストックを無理なく、効果的に実施するためにメリットと注意点をご紹介します。
ローリングストックのメリットは、防災用の食品よりも管理しやすく賞味期限切れを回避できる点です。通常の防災用品は賞味期限が1~5年と長く、保管には最適ですが、賞味期限の長さゆえに忘れがちで、結果的に賞味期限が切れて捨ててしまうことも。
日常的に食べられる食品を使いながら災害に備えることで、無理なく備蓄を循環でき、フードロスも防げます。
非常時に配給されるのはパンやおにぎり、カップ麺などの炭水化物に偏りがちです。エネルギー源として重要な栄養ではあるものの、炭水化物ばかりの食事で体調を崩す人も出てしまいます。
ローリングストックでは日常的に食べ慣れた食品を備えられるため、栄養の偏りもある程度予防でき、体調も整えやすくなります。アレルギーなどで食べられる食品が少ない人も、自分が食べられる食品を用意しておくと安心です。日頃食べ慣れた食品は、非常時のざわついた心を落ち着かせることにも役立ちます。
災害用の長期保存の利く食品は、販売されている店舗が限定的で、日常的な買い物の中で手に取る機会は少ないと言えます。一方で、ローリングストックなら日々の買い物の中で少し多めに購入するだけで良く、備蓄のハードルがぐっと下がります。
例えば、災害用にボトリングされた水は賞味期限が長い分、一般的な飲料水よりも高価になりがちです。普段から普通のペットボトルの水を多めに備蓄しておき、古いものから使って補充するサイクルを続けていれば、家計への負担も少なく済みます。特売日のときに購入すればより費用を抑えられます。
気軽に災害に備えられるローリングストックですが、注意点もあります。ポイントを押さえて上手に備えてください。
食品をローリングストックにより備蓄する場合、次のことに気をつけて選びましょう。
災害発生が真夏でなければ、冷蔵庫の食品も3日程度は利用できるかもしれません。しかし、1週間かそれ以上の期間を備蓄品で賄う場合は、常温で保存可能な食品が適しています。
レトルト食品もお湯などで温めたほうがおいしいですが、災害時は貴重な水とガスを使って温めることになります。そのため、調理が不要で、常温のままでも食べられる食品を用意しておきたいところです。賞味期限も数か月から1年程度はある食品もローリングストックの備蓄品としておすすめです。
ローリングストックによる備蓄は、災害時に不足しがちな栄養素を意識して、タンパク質やビタミン、ミネラルが含まれる食品を用意しておくことが重要です。災害時と言えば、ごはんやパン、カップ麺がイメージされやすいですが、それらの炭水化物ばかりでは栄養が偏ってしまいます。
栄養のバランスを考慮すると、例えば、缶詰やレトルトパウチの肉・魚・豆製品などのタンパク質を含む食品、乾物やドライフルーツ、野菜ジュースや野菜パウダー、常温保存可能な乳製品などがおすすめです。備蓄品が尽きることも考えて、タブレットやゼリー状の栄養機能食品やサプリメント類も用意しておくと安心です。
ローリングストックを上手く回すためには、保管の工夫が必要です。ここでは、ローリングストックにおける保管のコツをご紹介します。
「日常的に使う」ことを考えるとキッチンに置いておきたいですが、地震などで家が壊れて取りに入れない事態に備え、複数箇所に分散して収納しておくのがおすすめです。水など重くてかさばるものはクローゼットの下や押し入れなど、キッチン以外の場所も収納場所として有効活用できます。
なお、食品の劣化を防ぐため、収納場所は直射日光と高温・多湿・においがある場所を避け、できるだけ取り出しやすい場所が適しています。下記は、備蓄品の収納スペースの一例です。
▼備蓄品の収納スペースの一例
また、倒れる可能性のある大きな家具がない部屋や、最悪の場合には壊せば取り出せそうな障子やふすまで区切られた場所も選択肢の1つです。
賞味期限が近いものは前方の取りやすい位置に置き、買い足したものは後ろに配置すると賞味期限を管理しやすくなります。とはいえ、一つひとつの種類ごとにお店のような「先入れ先出し」管理は難しく、うっかりすると賞味期限が切れてしまいます。
そこでおすすめの方法は、賞味期限ごとにざっくりと分類しておく方法*です。「半年以内」「1年以内」「来年以降まで保存可能な食品」などと分け、かごにひとまとめにしておけば、賞味期限が直近のかごだけをチェックすればよく、管理が簡単です。賞味期限が近いかごのサイクルに合わせて、定期的に備蓄品を見直すとうっかり賞味期限を切らしてしまうことも避けられます。
*出典:東京消費生活総合センター|東京くらしねっとNo.244 くらしに役立つ都民のための消費生活情報誌|ローリングストックで普段から防災対策~日常備蓄のすすめ~|ざっくり大まかにストック
1つの箱に家族1日分の食品をまとめておくと、家に何日分の食品があるか把握しやすく、収納スペースに余裕があるお家の場合はおすすめです。種類ごとにできるだけ同じ賞味期限のものを購入しておき、一番期限が短い食品が入った箱を手前に置いておけば、管理しやすくなります。
例えば4人家族の場合、1つの箱に収納する食品は以下のようなものが考えられます。
箱の外側には簡単な内容物と、賞味期限を書いた紙を貼っておきます。その隣には2Lペットボトルの水を1ケース(6本)置いておくと、家族の1日分の水と食料が確保できます。
備蓄品の収納スペースを小さくするために、できる限り立てて収納し、仕切りやかごなどの収納グッズを活用するのがおすすめです。きちんと整理が行き届くと在庫も把握しやすく、補充もスムーズ。非常時にはぱっと持ち出しやすくなるという利点もあります。
ペットボトル入りの水、積みやすい袋や箱入りの食品などは、キッチンでは立てて収納できる場所が少ない場合もあります。そのようなときには階段下収納やクローゼットなど、デッドスペースになっている場所や、普段あまりものの出し入れをしない場所を探してみてください。収納したことを忘れてしまわないよう、家の中の備蓄品と賞味期限をリストにまとめておくと便利です。
家族がいる場合は、「備蓄品がどこにどれだけあるのか」について、家族間で情報を共有し、全員が把握している状態を作ることが重要です。災害はいつ発生するか分からない上に、全員が無事という保証もありません。
日頃から情報を共有して話し合い、災害に備えておくことで、家族一人ひとりの防災意識を高め、非常時にもスムーズに協力し合えるメリットもあります。持ち出し品の担当を決めておいたり、災害発生時の避難場所や連絡方法も合わせて確認しておいたりして、いざというときに慌てないように準備しておくと安心です。
ローリングストックによる備蓄は、事前に備蓄する量の考え方を押さえておくことが重要です。ここでは、実際に備蓄品の選定に迷ったときに役立つ、実践リストもご紹介します。
農林水産省は、最低3日、できれば1週間分の食品の備蓄をすすめています。家族の人数や普段の消費量に合わせて、ストックする量を計算してください。子どもの場合、必要な水分量はおおむね半分程度として計算します。
農林水産省が公表している「災害時に備えた食品ストックガイド」*に基づき、それぞれの備蓄品の必要量を表にまとめました。備蓄品を選定するとき、備蓄する量を検討するときにご活用ください。
*出典:農林水産省|災害時に備えた食品ストックガイド|なぜ食品の家庭備蓄が必要なの?
災害時は緊張感や不安感、普段と異なる生活からくるストレスで体調を崩したり、疲れを感じたりしやすくなります。コーヒーや紅茶といった日頃飲みなれた嗜好品やおやつ、お子様のいる家庭ではお子様向けの食品や好物なども常備しておくと良いでしょう。
赤ちゃんのいる家庭ではミルクや離乳食も必要です。普段は母乳育児の場合でも、災害時のストレスから母乳が出なくなってしまう場合もあるので、念のためミルクを用意しておくと安心です。
▼乳幼児向け備蓄品の一例
*参考:農林水産省|要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド|要配慮者のための食品備蓄のポイント
日用品や常備薬類も食品同様にローリングストックによる備蓄がおすすめです。ご自身が普段の生活の中で使用しているものを意識して必要なものを揃え、災害に備えてください。
下記のリストはローリングストックしておきたい日用品の一例です。日常の買い物で少しだけ多く買い足しておくと安心です。
▼ローリングストックしておきたい日用品の一例
また、ローリングストックを実施するときには、備蓄品を買い足す前にまず自宅の備蓄状況をチェックするのがおすすめです。日常的に使うものと非常時にしか使わないものを把握しておき、必要に応じて備蓄量を調整できます。
「防災グッズ、おすすめは?本当に必要なものを紹介【リスト付き】」の記事では、非常時に役立つ防災用品や、長期間保存が可能な防災向け食品についても詳しくご紹介しています。ローリングストックと合わせて自分に合った備蓄方法を検討してみてください。
ローリングストックの方法や注意点、実践するための常備品リストなどをご紹介しました。日常生活に追われてついついおろそかになってしまいがちな防災対策ですが、災害はいつ発生するか分からないからこそ、備えておく必要があります。
難しく考えずに、災害時に食べられそうな食品をいつもより1つ多く購入したり、自宅の在庫を整理し、まとめておいたりすることが上手にローリングストックで備えるための第一歩です。家族のためにも、日頃から防災を意識して生活することで、リスクの把握や予防ができ、減災につながります。ぜひ今日から実践してください。